家系図は、脈々と繋がり続けていく。どんな苦しみや諍いがあっても、家族って切れない存在で、すごく大事。
ハワイの自然と音楽に揺られながら、家族の再生を心に染み込ませてくれる優しい秀作。
リゾート地・ハワイのイメージから考えると、尊厳死が話の中心にあって、意外なほどに重たい。景色を見ても、いつも空は曇ってるし。
ジョージ・クルーニーは、きっと狂ったり怒ったりしてもおかしくない状況なのに、その思いは封じ込め、静かに悲哀を受け止めていく。
そういったエピソードひとつひとつを積み重ね、いろんな感情が蓄積されてきて、終盤のシーンになると、過剰演習なんてまったくないのに、もう一気にブワーって来ちゃう!
やっぱり、アレクサンダー・ペインは巧いな〜。じわじわ残っていきそうないい映画!