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大冒険のキーのレビュー・感想・評価

大冒険(1965年製作の映画)
3.9
1965年のクレイジーキャッツ主演映画で、タイトル通りの冒険アクション映画。
偽札を使い世界経済を混乱させようとする謎の組織が、その組織の謎を追う雑誌記者植松役の植木等を抹殺しようとする追跡劇。
タイトル前に「クレージイ.キャッツ 結成十周年記念映画」とドーンと文字が出るので、クレイジーキャッツ全員が活躍するかと思いきや、植木等が体を張って秘密組織から逃亡するのがほとんど、植木等エンジニアる植松で発明家谷井役の谷啓もクライマックスでは植木等と共に体を張る。が、植松を偽札作りの犯人だと疑う刑事役のハナ肇、犬塚弘、石橋エータローは、体を張ること無く、植松の上司である編集長役の桜井センリと、植松の恋のライバルとなる役の安田伸に至っては、ほとんど出番無し。
まあ、クレイジーキャッツ全員が登場する植木等単独主演映画だと思って見れば、楽しいアクション映画。秘密組織のアジトの大規模なセット、特撮シーン、爆破シーン、どれも楽しめました。
特技監督は円谷英二。東宝怪獣映画のような雰囲気も味わえましたよ。
ただやっぱり、クレイジーキャッツ主演の笑える映画を期待したので、期待は外れましたけど。
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