黄推しバナナ

ホーム・アローンの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

ホーム・アローン(1990年製作の映画)
4.5
監督 : クリス・コロンバス、脚本 : ジョン・ヒューズ、出演 : マコーレー・カルキンによるファミリーコメディ。

この頃のクリス・コロンバス監督作品は神がかっていた。
脚本家ジョン・ヒューズも神がかっていた。
この二人がタッグを組んで、彗星のごとく現れたマコーレー・カルキンが加わって最強の化学反応が生まれた作品。

正に奇跡だった。
今の時代では間違い無く生まれない作品であると私は思っている。

冒頭からのタイトルロゴがオシャレ!
真ん中に家のデザイン!
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「E」だけが小文字!
e←マコーレー・カルキンに見えてくるんだよね😆「N」に寄り掛かって笑ってる様に見えてくるんだよね😆

「グーニーズ」のレビューにも書いたのだが、神がかっている作品は冒頭の数分で全体が見えてくる様に演出の工夫がされている。

こそ泥のハリー・ライム (ジョー・ペシ)が警官に化けてマカリスター家を尋ねるも家の中は家族総出のフランス・パリ旅行の支度でヒッチャカメッチャカ。この時点で主人公は“ケビン・マカリスター(マコーレー・カルキン)”でイタズラ好き。兄弟が4人で長男のバズが意地悪。伯父母と従兄弟6人が来ている事がわかる。あと伏線でスコップを持った隣人なマーリー(ロバーツ・ブロッサム)の説明までしてしまう。

超絶に神がかっている。

あとは丁寧にケビンの成長ストーリーとラストに待ち構えるこそ泥退治の罠の伏線説明の外堀を埋めていくだけ。

余談ですが、レビューを書くために何十年かぶりに再鑑賞して気付いた点を、
当時は何も思わなかったのだが、ケビンの母のケイト・マカリスター(キャスリン・オハラ)の自分勝手なヒステリックな態度に怒り奮闘にこの度なりました。

私も、いろいろな経験をしてきて大人になったのかなぁ🤔

❶配線修理屋のおっちゃんに会話中にドア閉めて素っ気ない態度…🤬
❷航空機の中でやっと“ケビン”がいない事に気付く…🤬
➌空港で会話中の女性から受話器をぶん取って通話中の相手に謝罪も言わず通話切る…🤬
❹警察に電話かけるもたらい回しにされて切れる始末…🤬警官もクリスマスで忙しい時期だろうに…
❺長蛇の列ができているのにも関わらず、スクラントンの空港の受付係の食い気味の訴えかけ…🤬後ろの人を跳ね除けても食い気味の訴えかけ…🤬
❻親切に声をかけた、ポルカバンドのリーダーのガス・ポリンスキー (ジョン・キャンディ)に食い気味で「話って何なんですか!」って…こいつ…🤬

身から出た錆なのに他人を巻き込んでの大騒動…🤬大人のする事か…🤬

特に➌❹❺は少しの気分を害するくらいのレベル!

❺に至ってはサービス業の受付の経験もあるためカチンときた!🤬🤬🤬
待っている人のイライラは受付に向けられるからね!🤬🤬🤬
待たした時間分取り戻さないといけないからね受付の仕事は!🤬🤬🤬
それも無理をしてでも取り戻すのに悪戦苦闘しますからね!🤬🤬🤬
それもこれも自分の都合だけで舞い上がっている母親が悪いからね!🤬🤬🤬
結局金曜日まで待って帰っても同じ結果でしたって!🤬🤬🤬

ほんま、こんな奴嫌いじゃわ!🤬🤬🤬

だけど、
“ケビン"の優しい心でプラマイ0になるんですよね😆

「ジョン・キャンディ」の母親を和ませようとする、おおらかな演技にホッコリしました😆😆

①鑑賞年齢20代
②心に余裕鑑賞あり
③思い出補正なし
④記憶明確
黄推しバナナ

黄推しバナナ