TsutomuZ

競輪上人行状記のTsutomuZのレビュー・感想・評価

競輪上人行状記(1963年製作の映画)
4.0
衝撃のラスト
そんな所で説法するのか。
冒頭の駅シーンと見事に対をなしている。
常に側にいた少女は地蔵菩薩かマグダラのマリアか。

実際の競輪場でのロケ撮影がリアリティを増す。
ロングでの撮影、魚眼レンズ?での撮影など、やりたいことを全部したいという初監督の意気込みが伝わる。
それにしても、日活が描く貧困はエグい。

南田洋子演じる兄嫁から発する妖艶さエロスに、この後西村監督が多数作る日活ロマンポルノを感じるのは皮肉か仏の導きか。
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