広島カップ

コクーンの広島カップのレビュー・感想・評価

コクーン(1985年製作の映画)
3.6
メキシコ湾に望む陽光溢れる海岸に建つ老人ホーム。そこで暮らすお年寄り達は、日々同じような暮らしを繰り返してその日が来るのを待っていた。
ところがある日不思議な宇宙人との出会いで生活が一変する。
なんと不老不死になれる可能性が出て来たのだ。

「私達の星に来たら不老不死を約束しよう」
そう言われた老人たちは悩みます。
人生の最後に来て人生最大の選択を迫られることになった老人達。果たして彼らが取った選択はいかに?
老人の中の一人が言う「これは自然に反すると思うか?ワシはこう思う。自然はワシらに不親切だから多少逆らってもいいんだ」と。

メガヒット作『E.T.』(1983)が先鞭を切り、『スターマン』(1984)、本作(1985)、『ニューヨーク東8番街の奇跡』(1987)と80年代の"優しい宇宙人"が登場する洋画界の流れの中に位置する本作は、SFという体裁をとって柔らかく老いについて描いた多分に童話的なファンタジー作品です。
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