イザナギ

レイヤー・ケーキのイザナギのネタバレレビュー・内容・結末

レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・クレイグ作品は初。なかなかクールで渋くて好きな役者さんかも。

ただストーリーは何処かの映画で見たようなシーンがチラホラ。

例えば、主人公を裏切っていたボスを始末すべくボスの家に忍び込み暗殺。
ってシーンなんかは、細かいディティールの違いはあれど、まんまスカーフェイス。

スカーフェイスの方がもっとスリリングだし、本作みたいに単身で乗り込むリスキーさは無いしスマートだったけどね。

そもそも、何故ボス暗殺前に仲間に相談しなかったのか?って疑問が湧く。君には、信頼できる仲間がいるじゃないか。

そりゃ、仲間から理由をいう暇を与えない位ボコボコにされるよね。

そして、主人公を付け狙う凄腕の殺し屋君、あんだけ凄腕っぷりを発揮して主人公をメンタル的にも追い詰めたのに、終盤の取引はあっさりオッケーかよ!!!物分り良すぎ!!!良いやつか!!!

あと物語の対立構造が中盤から複雑化して頭整理しながらじゃないと、訳わかめちゃんになった。もう少しわかりやすくした方が良かったかな。

ラストシーンも、まあありがち。
解釈は2つ出来て

①報復の連鎖は簡単には断ち切れない
②所詮主人公はボスの器じゃなかった

どっちなのかな?と未だに思う。

(勝手に補足)
下っ端の主人公が最後のし上がる部分とかもスカーフェイスを彷彿とさせる。全体的にスカーフェイスの影をチラホラ見た気がした。

本作の主人公と、トニーモンタナを比べるのも無理があるが、二人の一番の違いは嗅覚。

嘘か本当か、何が真実かを見極める研ぎ澄まされた嗅覚。それが本作の主人公には無い。

だから、わざわざボスと敵対する人物から証拠のテープを聴かされるまで自分が騙されていた事にさえ気づかないのである。

この時点で、自分の中でフラグが立ってしまった。

なのであのラストシーンも、まあそうなるわなって感じはあった。

ストーリー的には、今ひとつだけど、ダニエル・クレイグはカッコ良かった。