佐藤でした

レイヤー・ケーキの佐藤でしたのレビュー・感想・評価

レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)
3.5
好調なうちに麻薬ビジネスから足を洗おうと決意していた名もなき麻薬ディーラーXXXX。彼はある日、裏社会の大御所エディの娘を捜し出すよう命令される。さらに、あるギャングが手に入れた100万錠のエクスタシーを売りさばくことになり、この2つの仕事で最後にしようとするが‥。


何気にスペクターの熱が下がらず、ダニエル・クレイグ× ベン・ウィショー=現ボンド×Qの共演作を‥‥と鑑賞し始めたらトムハさんも出ていて棚ボタ。甘くて美味しそうなタイトルとは別のところでヨダレもんのメンツにじゅるりでした。

主人公は優秀だがまだ経験が浅く、どこへ行っても若造扱い。でっぷりとした大御所たちに「まあガンバレや」とアゴで使われ東奔西走。
すごい金額が動いているが、気の休まることなどなく、わりに合わん仕事だなと。まじめに働かんからそんなことになるんやで、あらら、ほらほら。な展開。

人間関係は終始、マフィアのようなしがらみはないドライな空気が漂う。夜中よりも真昼の画が多く、仲間同士も「ファミリー」とか「兄弟」というよりは「上司と部下」。限りなく表に近い裏の世界なのだ。

ダニエル・クレイグは、ドラゴンタトゥーと007のイメージしかないけど、今作の役柄では、より人間らしさが感じられた。バカかお前!と怒鳴ったり、美女の電話にへらへらしたり、ボコボコにされてぶっ倒れたり、表情豊か。あとは一度でいいから変顔を拝んでみたい。(もしどなたか変顔している作品をご存じでしたら教えてください‥)

そんな名無しの麻薬ディーラーXXXXの、子分の一人がトムハさん。チョイ役だけどすでに(唇の)大物感。当時27歳くらいでしょうか、ピチピチ感つやつや感が堪能できます。

そして、XXXXとクラブで肩がぶつかって登場するのがベン・ウィショーさんです。
これは2004年の作品、先日日本公開となったスペクターまでは10年程の歳月が流れるわけですが、今のQのような貫禄が出ることはここから全く想像がつかない。アディダスの3本線ジャージがよく似合うチンピラにしか見えません‥

というわけで、どこらへんでQの片鱗がうかがえるのか。ベン・ウィショー祭りを開催したいと思いまーす。全4回でして、すぐ終わりますが。