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レイヤー・ケーキのtotoruruのレビュー・感想・評価

レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)
3.2
高みに登りつめた日には、過去の辛さは忘れている
それが“断層世界<レイヤー・ケーキ>”だ
 
 
 
裏社会からの引退を考えていた麻薬ディーラーの最後の仕事を描いたクライム・サスペンス。
 
ケーキのレイヤー(層)に例えられる下層のチンピラから上層のボスまでいくつもの階層が織りなす裏社会。
そんな裏社会から、次の仕事を最後に足を洗おうと目論んでいた一人の麻薬ディーラー。
最後にボスから命じられた麻薬の取引と行方不明の少女の捜索。
簡単に思えた仕事でであったが、様々な人物の思惑が絡み合い、事態は思わぬ方向へ動き出してしまう…。
 
 
ガイ・リッチー作品のプロデュースを手掛けていたマシュー・ヴォーンの監督初作品。
 
監督をする予定だったガイ・リッチーが降板したことで、急遽マシュー・ヴォーンが監督になったいきさつがある。
 
 
なんとなくガイ・リッチー監督作の『スナッチ』に似た雰囲気。
 
ガイ・リッチー色が強いのかカメラワークがとにかくスタイリッシュ。
 
前後・左右・上下・アップ・人物視点など様々な角度からの映像がオシャレでカッコイイ。
 
 
二転三転する物語と多数の登場人物で油断していると、誰が誰だか分からなくなりますw
 
 
初期のガイ・リッチー作品が好きな方、スタイリッシュなクライムサスペンスが好きな方にはピッタリな作品だと思います。
 
 
 
 
 
おまけ
 
 
トム・ハーディやサリー・ホーキンスもチョイ役で出演してます。
 
特にトム・ハーディはセリフも少ないチョイ役です…。



おまけ2

『007 スカイフォール』を思わせるダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)とベン・ウィショー(Q)のツーショットもニヤニヤものです😁
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