Iri17

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々のIri17のレビュー・感想・評価

3.5
市民的勇気とは何か、絶対的な悪に対して行動を起こすとはどういう事かについて考えるには最適な作品だ。

国民を守るための国家が国民を殺している場合、それに立ち向かうというのは容易なことではないし、実際にショル兄妹の末路は悲惨だったが、ドイツ人の誇りを示すことができた。

残念ながらこの映画はなぜ彼女たちがナチスの異常さに気付き、立ち向かうことができたのかという理由にはあまり触れられていないが、ナショナリズムと全体主義がが強まっている現代だからこそ観るべき映画だと思う。
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