とても90'sな世界観。
ファンタジックで甘い。岩井俊二の様な。世界から背を向けた様な楽天感と世紀末感。
作り込んだ美意識に手持ちのラフさでリアリティを持たせようとする。ロウ・イエの源流は90'sにあったんだなと再認識。
POVにした事で、とても主観的な閉じた世界を描いているのはわかるのだが、やはり批評性の薄さは閉じたナルシズムを感じさせてしまう、
その麻薬の様な甘さがクセになりそうだけど、あるこれを追うと相当痛い目を見るヤツ。
ヒロインが魅力的で、ザ小悪魔な感じも90'sだったけど、消えそうな感じが良かった。
こう見るとロウ・イエもバージョンアップしてるんだなぁと。