Tig

リボルバーのTigのネタバレレビュー・内容・結末

リボルバー(2005年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

ガイ・リッチー再鑑賞もついに最後。一番後回しにしていた難解映画リボルバー。正直初見時には意味不明。ヨーロッパコープには大変失礼ですが、わかりやすーい安い映画を作る事はお手の物の彼らが何故こんな難解な映画を作ったのだろうか…

キャストは相変わらず素敵でした。ステイサム、レイ・リオッタ、マーク・ストロング。こりゃ好物です。

音楽も映像も嫌いじゃないです。
特にソーターがジェイク兄の家で活躍する場面の映像はガイ・リッチーらしさを感じさせるカメラワークでアガリましたし、マーク・ストロングだけは裏切らないなあと嬉しくなりました。

しかしいかんせん後半からの展開がよくわかりませぬ…

ザックとアヴィは実は存在せずジェイクの創り上げた幻想という事は間違いないでしょう。サム・ゴールドなる人物も実在するか極めて怪しい。金銭欲に取り憑かれた者の内なる畏怖の感情が創り上げた幻なのかなあと。そして自分の中のサム・ゴールドと対峙して打ち勝ったジェイクと、最後までサム・ゴールドの幻想に苦しめられたらマカ。これが勝敗を分けたのかと。

散々ツラツラ書きましたが観ていて途中から、結局全てが刑務所内のジェイクの妄想オチという事なんじゃないかと感じました。ストーリーが進行するにつれ、それを示唆するような発言がでてきますが、うーんなんかスッキリしません。

鑑賞後にネットで色々な解釈を乱読。大体妄想オチで落ち着くのですが、この映画自体がペテンというレビューを読んでなるほどと納得…そういう解釈もありか。
観てわかった気になっても、結論なんてでません。だって何を信じたらいいのかわからない…そもそも分裂症気味のジェイクの語りなんて信頼するに値するのか。意味を理解しようとすればするほど深みにハマりそうなので、思考ストップ。

但し、この作品自体が観る側を欺く壮大なペテンだと仮定しても
だからこそあのエンディングなのか、クソーガイ・リッチーに一杯喰わされたぜ!ってなりません。いや全くなりませんでした。単なる不親切にしか感じませんし、テーマを広げすぎてうまくまとめきれなかった印象しか残らないです。

観る人によってはすげー!ってなるのかも知れませんが、僕は全然驚きも興奮もなく…この時期ガイ・リッチー辛かったろうなあと思いを馳せておりました。