HarukaFukuda

野郎どもと女たちのHarukaFukudaのレビュー・感想・評価

野郎どもと女たち(1955年製作の映画)
4.0
ニューヨークで胴元を行うギャンブラーのネイサンは、賭場を開こうとするものの、警察の取り締まりが強化される中で安価で賭場を提供してくれるところなどなく、金策に手を焼いていた。旧知の名賭博師スカイを見かけたネイサンは、プレイボーイの彼を言葉巧みに誘導し、ある女性を引っ掛けられるかどうかの賭けを唆す。提案に乗ったスカイを待っていたのは、鉄壁のガードが緩まない救世軍の女軍曹サラであった。

実際のブロードウェイ・ミュージカルの映画化なので、ミュージカルシーンはよく出来てる。セットも舞台らしいチープでポップな作り、舞台はニューヨークのチンピラどもなんでダンスナンバーは〖ウエスト・サイド物語〗のようで魅力的。

話自体はとくに捻りがなく、ブロードウェイミュージカルらしいハッピーでかわいいラブコメなんですが、なんと言ってもマーロン・ブランドですね!
ミュージカルといえばのフランク・シナトラ、彼の歌を差し置いてマーロン・ブランドの存在感。かっこいい。彼のこういう役ってとても珍しい、可愛い。

ミュージカルだからかこの時代だからなのか、だいたいキャストはみんなどうしても舞台演技になってしまうんですが、ブランドのさらりとした自然体の演技が見事です。彼だけ何か憑依しているみたいだけど、ほかの人の演技と比べても浮いてこない。ほんとに絶妙に見事な演技をする方です。
囁いているときのセリフのハスキーな声色、しなやかでさりげないしぐさのひとつひとつすら目が離せなくなってしまう。

あ、ただ単に私が好きだからですね。

アデロイド役をマリリン・モンローが熱望したらしいが、確かに似合うけどヴィヴィアン・バレインの美しくもコミカルなキャラクターがとてもあっていた。
レビューの踊り子たちの衣装が当時のわりにけっこうエロい。