チッコーネ

野郎どもと女たちのチッコーネのレビュー・感想・評価

野郎どもと女たち(1955年製作の映画)
3.5
監督唯一のミュージカル(ブロードウェイヒット作の映画化)だと思うが、オールセットで書き割り感満載。NYのワルたちを脚本に取り込んでいるものの、リアルさも深みもない所詮娯楽作品。

ロマンティックな印象が強く残るのは、ひとえに伊達男マーロン・ブランドの力。たぶん本人歌唱。シナトラは熟年に移行する手前で痩せぎす、皴ばかり目立つ。

女優の方が地味だが、キャバレーの衣装は華やか。レビュー場面は邪魔なカットインもなく、及第点。