青二歳

旅情の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

旅情(1959年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

大映ハワイロケ祭り!なんじゃこら(´ω`)山本富士子は現代劇だとグダグダロマンスが比較的多め。美女ゆえに今も鑑賞に耐えますが。
ハワイなので日系移民ワサワサ登場。一世に北林谷栄&左卜全!三世の孫に野添ひとみ。衝撃的…北林谷栄の"おばあちゃん"キャリアにはこんな役もあったのか…豪傑ばあちゃんにびっくり。
豪快なバアちゃん北林谷栄の語る苦労譚、そして左卜全が日本からのお客様に「天子さまは…」とご健康を尋ねるくだり。移民一世の想いを感じました。ただ時代なんでしょうか山本富士子は困り顔…なんだかなぁ。そこはお元気であらせられますよ、と言ってあげればいいのに。

山本富士子、川崎敬三、野添ひとみ。おなじみメンバーでメロドラマ。ドーランかただ日焼けしたのか野添ひとみの野暮ったさ。お人形さんみたいで手足長い美少女なのにどこか垢抜けない。川崎敬三はナヨナヨしてイジけた役も似合うけどさ。
謎の"才女ブーム"…山本富士子にバッサリと「メディアがお作りになった言葉でしょう」とあしらわれとりますが何このブーム。まぁ女性の社会進出を歓迎する時勢を感じますが…"才女ブーム"とはダサいにも程がある。でもお話はキャリアウーマン(華道の家元)が仕事と恋にゆれるというのでもない。グダグダするだけでした。やっと素直になれたのにもったいない。

何はともあれあの北林谷栄の豪快おばあちゃんをもう一度みたいのでDVD化希望。いやー衝撃。
青二歳

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