kaorui

アニー・ホールのkaoruiのレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
3.5
カメラに向かって語り出したり、ウディアレンの家族のフレームが押し出したり、おおよそ文法から逸脱する。繰り出される自虐ギャグに体力を要求されるが、
ダイアンキートンを収める絵のみがオーソドックスで、彼女のセリフはどっしりカットバックとともに生身で、フォトジェニックな絵とともに透明感に溢れる。
それらを凝縮した最後のなんの変哲も無いリフレインでジーンときてしまう。ポートレイトなのだ。
あぁニューヨークに死ぬまでに行きたいなー!
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