ウディ・アレンの代表作。1977年
ギャグライター、コメディアン経験を経たウディ監督ならではのウィット&ブラックジョーク溢れる会話劇が楽しいラブコメ。
タイトルの『アニー・ホール』は、アニー・ホール役のダイアン・キートンの本名ダイアン・ホールとニックネームのアニーからとか。
バツ2のコメディアン、アルビー・シンガー(ウディ)と、クラブ歌手の卵のアニー・ホール(ダイアン)のラブ・ストーリー。
1968年頃〜5年位、実際に付き合っていたウディとダイアンのリアルな関係や、ウディの生い立ちを見ているかのような(実際は違うんでしょうけど)楽しい作品です。
見どころは、二人の会話のやり取りと、やはりアニー(ダイアン・キートン)のファッション、"アニー・ホール・ルック"ですね。
主にラルフ・ローレンのメンズアイテムで構成されたダイアンの私服だそうですが、特に二人が出会うテニス後のアニーの、ハット・ベスト・タイ・パンツが可愛い!
ダイアン・キートンって、ナチュラルビューティ&屈託のない笑顔のこんなに素敵な女優さんだったんですね〜。
二人が話す内容と本音を字幕で同時に見せたり、それぞれのカウンセリングシーンを二画面で見せたり、子供の頃など過去の情景シーンに入り込んでツッコミを入れたり、楽しい演出はさすが。
サイモン&ガーファンクルのポール・サイモンや、若き日のクリストファー・ウォーケンや、ジェフ・ゴールドブラムなどもチラッと出てます。
映画の中で二人が観ようとする、イングマール・ベルイマン『鏡の中の女』、気になりますが入手難しそうな感じですね。