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舞台はニューヨーク(ブルックリン)。
そこそこテレビでも活躍している漫談師のアルビー。
容姿は冴えないのにそれなりにモテる彼の、ひとつの恋を描いたおはなし。
アルビーは、妬みや嫉みが全開だけど、それもユーモアを含めて言いまわすインテリ風。
15年セラピーに通い続けていることも、無理なく愉快に表現されているのがよい。
たまにいたら楽しいだろうけど、ずっと一緒にいたら気がおかしくなりそうな人。
お相手のアニーは、出会ったときは少し地味なのだけど、はじめから磨けば化けるオーラがプンプン。
ちょっと変わってるけど、
でもとっても普通なカップルの日常。
現実離れしているようだけど、うんうん、と共感できるところも多い。
構成に遊び心というか、工夫が盛りだくさんなんだけど、
それが全然うるさくなくて、すべてプラスに感じられるところに驚かされた。
ラストがとってもよい。
何気ない日々も細部まで思い出すとストーリーになるものだなぁとしみじみ。
アルビー風の人は現実の世界に割といる。
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あの弟の車に乗る下りがめっちゃいい。アルビーの表情が最高。
カリフォルニアのアニーもブルックリンでの最後のアニーもすてき。