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アニー・ホールのmaruchanのレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
3.7
🇺🇸

舞台はニューヨーク(ブルックリン)。

そこそこテレビでも活躍している漫談師のアルビー。
容姿は冴えないのにそれなりにモテる彼の、ひとつの恋を描いたおはなし。

アルビーは、妬みや嫉みが全開だけど、それもユーモアを含めて言いまわすインテリ風。
15年セラピーに通い続けていることも、無理なく愉快に表現されているのがよい。
たまにいたら楽しいだろうけど、ずっと一緒にいたら気がおかしくなりそうな人。

お相手のアニーは、出会ったときは少し地味なのだけど、はじめから磨けば化けるオーラがプンプン。


ちょっと変わってるけど、
でもとっても普通なカップルの日常。

現実離れしているようだけど、うんうん、と共感できるところも多い。

構成に遊び心というか、工夫が盛りだくさんなんだけど、
それが全然うるさくなくて、すべてプラスに感じられるところに驚かされた。

ラストがとってもよい。
何気ない日々も細部まで思い出すとストーリーになるものだなぁとしみじみ。

アルビー風の人は現実の世界に割といる。



📝
あの弟の車に乗る下りがめっちゃいい。アルビーの表情が最高。
カリフォルニアのアニーもブルックリンでの最後のアニーもすてき。
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