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アニー・ホールのKentaのレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
3.2
ウディ・アレン監督兼主演作。
アルビー・シンガーとアニー・ホールの、出会いから別れまでの流れを語っていく作品。しかし、ただの恋愛映画ではなく、まぁ難解な作品になってる。好き嫌いは確実に分かれるだろう。

コメディアンのアルビー・シンガー。彼は、幼少期の様々な経験が積み重なり、屁理屈で人付き合いが上手くいかないような性格のまま大人になってしまった。
そんな彼が友人とテニスクラブに行くと、アニー・ホールの方から車があるにも関わらず送迎してほしいと誘われる。それからというものの、お互いに仲良くなっていくのだが、幸せな時はそう長くは続かない。

アルビー・シンガーはなぜモテる?
メガネで背低くて傲慢で。2回結婚もしてる。結果別れるのはきっと、アルビー・シンガーの本性がそんなんだからなのだろうか?
だが、アニー・ホールとは上手くいってる。倦怠期などに、他の女性とも関係を持つが、やはり彼には彼女しかいない。

終始、生々しい恋愛を見させられるが、これがまた面白い。それに観客に話しかけてくる手法もまた工夫されている。
そして、今作は名言が散りばめられている。人間はやはり何度振られて傷つこうが、恋愛はする。それは人間の性として"卵"が必要だからなのだろうか。
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