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アニー・ホールの大大のレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
3.5
人生を悲観してネガティブまっしぐらなコメディアン、アルビーが、ナイトクラブの歌手、アニーに出会う。アルビーの熱い求愛のすえ同棲を始めるが、超神経質キャラのせいで、窮屈がられるお話。


▼事件の発生源がすべて主人公の性格

▽主人公に事件や事故が不意に訪れるのではなく、主人公がセルフで問題や事件を巻き起こしていくのが珍しい。

▽それで痛い目に合っているのに、社会や周囲に不信感を抱いているのも可哀想だけどおもしろい。

▽社会のどんな些細なこともすべて問題視して疑問提起すれば、話は尽きない

▽ネガティブなことのすぐ隣ほど、おもしろいことは転がっている。


▼そんなネガティブまみれな主人公が憎めないのは、性的ハンパないという分かりやすさがあるから

▽性欲を満たすためならなんでもやる、なんでも話聞いてジョークで返してあげる、通行人大喜利の切れ味抜群になったりと、突如いい奴になる

▽「小難しいこんがらがった奴」と、「超シンプルな性欲ばかやろう」という二面性のギャップを持っているのが主人公キャラの魅力

▽★キャラクターは、対極な性質を両方持っていると魅力的に見える



▼一瞬主人公の彼女になった人が、『シャイニング』でジャック・ニコルソンの奥さん役の人かも
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