戦争を裁くことができるのか。
今もなお問い続ける。
裁判の行方の是非は言えるほど各事象を理解していないけど、席の数に合わせて被告を揃えるのはヘンだと思う。何のための裁判なのか。
裁判の合間に織り込まれる実際の映像が辛くてたまらなかった。CGでも特撮でもエキストラでもないドキュメンタリー映像。墜落する飛行機にはパイロットが乗っててて、投下される爆弾の下にはたくさんの普通の人たちがいて、ゴミのように扱われてる死体はちょっと前までは生きてた人たち。戦争のショッキングな映像を私たちは時々浴びた方がいいのではないかと思う。
中でもドイツの熱狂する群衆の様子にはゾッとした。あの時に生きていたら私もあの中のひとりだ。このショックを忘れないようにしたい。
朝鮮半島や中国に勢力を広げようとしていたくだりは見ていてとても辛かった。でも事実。このことをあらためてきちんと見れてよかったし、忘れずにいたい。