終戦特集
ドキュメンタリー映画はあまり見ないが
歴史的資料として一級品だと思う
2年半にわたる裁判を
4時間半に凝縮
裁判になぞり
過去の経緯を映像で解説
一方的と思っていた裁判の中に
このような駆け引きがあった
とは知らなかった
マッカーサーと天皇
原告と被告、裁判官と弁護人の構成
戦争犯罪の法的根拠
愛新覚羅溥儀の証言
天皇の戦争責任
裁判長とアメリカ
被告同士の対立
インド パール判事の見方
そして
東京裁判後の紛争・戦争の意味・責任
死刑を宣告された被告の遺族は
当時どのような思いだったのか
今どのように見るのか
自決した広田弘毅の妻の思いとは
4時間半の大作は
見る者を退屈させることも
置いてけぼりにすることもなく
その史実を伝えようとしている
デジタルリマスターされた映像が
鮮明に過去を映し出す
日本人としてぜひ見ておくべき作品