チャウ・シンチー主演で「喜劇之王」というタイトル。
たっぷり笑わせてくれるかと思いきや、後半は結構シリアスモードというか、センチメンタルなお話に蔵代わりしたかのような仕上がり。
今回シンチーはしがない役者。
徹底的に役にのめり込むのが災いして失敗ばかり。
ところが主演女優に見初められて一気に出世。
落ちて這い上がるというシンチー作品の基本的姿勢は相変わらず。
ここにセシリア・チャン演じるホステスが絡んでの恋愛もの。
さらには常連のン・マンタとのコンビも絶好調。
他にもカレン・モクがまるでジョン・ウー作品のような演出でアクションを見せたりなど盛り沢山。
ジャッキー・チェンが意外な役柄でカメオ出演なのも楽しい見せ場。
そしていつもように素人っぽいキャスティングもシンチーならでは。
しかし中国にも女子高生パブなんてあったのか(笑)