Jumblesoul

ひきしおのJumblesoulのレビュー・感想・評価

ひきしお(1972年製作の映画)
3.0
70年代のヨーロッパ映画は、破滅すると分かっていながらどうする事もできないという雰囲気の作品が多い。
孤島に独りで犬と住む男と流れ着いてきた女のメロドラマ。男の刹那主義がその家庭と愛人を巻き込み、破滅に向かう。これを美徳とする感覚は、マジメな勤労国民の日本人には理解できないところ。
髭もじゃで、スーツを着ないマストロヤンニはワイルドで格好いいが、途中から犬化する眉のないドヌーヴはちょっと怖い。
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