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ブレインデッドの写のレビュー・感想・評価

ブレインデッド(1992年製作の映画)
4.3
死屍累々どん血ゃん騒ぎ
監督のセンスが光る
ホラーアクションコメディラブストーリー
まさにアイデアの結晶
ガチでとんでもない映画だよこれ

祝🎉2021年鑑賞数400本目という事で
キリ番はずっと見たかった映画を見ようと思いこの映画をチョイス
DVDは間違いなくこれから手に入る事が出来ないと思っている
死ぬまで見れないかと思っていたが限りなく黒い状況での鑑賞となった

最初に事の発端となるシーンがタイトルコールに繋がるようにしてあるのだがガチで最高
「あっ、これ面白い映画を作る人の映画だ」と気付いた
そこまではコメディタッチで進んでいったがこの映画の凄いところはここからだった
いくつかにまとめてみよう

①ストップモーションで動く問題の猿ラットモンキーの動きがものすごく迫力があり大胆過ぎると思うほどの完成度
まあそこまで古い映画ではないがそのシーンへの力の入りようには脱帽した

②そしてこの映画とにかくグロシーンの魅せ方が完璧すぎる
効果音が生々しい訳ではないが肌に刺さるめり込むシーンに地上最強オノマトペである「ドチャァ」や「ブチャァ」「ドップン」「キュッポン」を多用しまくる
血糊もなんかキモくて顔を顰めてしまう
こっちのアングルから撮ればより怖くグロく見せられるな…とかこっちから撮っても技術的に上手く伝えられないな…と試行錯誤されたのかそもそも天才だったのか分からないがとにかくドンピシャである

③登場人物がいちいち愛らしい
主人公のダメっぷりも去ることながら
胡散臭い奴らばかりが登場する
ちょい役のなぜか墓地に居合わせたヤンキー達の一連のシーンが死ぬほど好きだ
その後のゾンビ達と食卓を囲むシーンこれも超傑作でしょう訳分からん赤の他人(ゾンビ)と朝食食べるか?!

スプラッターシーンにも相変わらず監督のセンスが光る
常識で括らないあたりこの映画が今になっても評価される理由なのかもしれない
おもしろかったありがとう

2021年 400本目
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