michiko

ブレインデッドのmichikoのレビュー・感想・評価

ブレインデッド(1992年製作の映画)
1.5
『ロード・オブ・ザ・リング』の監督ピーター・ジャクソンを一躍有名にさせた本作。その大作映画監督とは思えない程のスプラッター映画であり、映画史上最大量と言われるおびただしい量の血しぶきが広がることでも有名。ただ内容は完全にコメディであり、ああ、スプラッターってのはこうやって楽しむ物なんだな、と改めて示してくれる。

もう監督がやりたかった事全部詰め込みました、って事なのかそれとも無理矢理捻り出したのかは分からないが、さまざまな魅せゴアシーンがありそのバラエティ豊かなアイデアを楽しめる。話の展開もただゾンビから逃げるだけで無く、ゾンビとのモーニング?や赤ちゃんゾンビとのお散歩など様々な見せ場がある。が、いつのまにかコメディに全振りしてしまいハラハラ感などが一切無くなってしまう。いや、最初からそんなものは無かったか?とにかく主人公がゾンビの発生を周囲に隠そうと奔走するので、もうそのシナリオはコメディのロジックだよなと思う。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ゾンビランド』の様にジャケットからコメディ臭が嗅ぎ取れる作品もあれば、そうでも無い作品がある事を知れた。
michiko

michiko