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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの56のレビュー・感想・評価

4.0
この映画の音楽って、本当に本当に心地よい。かなり前に見たので、もう一度見た。
キューバの老ミュージシャン達は、まるで息をするように自然に楽器を奏でるし、会話の延長のように歌を唄う。‘‘頑張って音楽(芸術)を作ってる’’感がまるで無く生活の一部なのが、心地よさの秘密なんだろうな。
そして彼らの表情の良さ。あれだけの演奏ができ歌声を持ちながら、ライ・クーダーに再び見出されるまでは、忘れられた存在だった。でも卑屈さなんて微塵もなく、老年期の懐の深さと少年少女期の好奇心を併せ持つような、素敵な笑顔をしていて…要は、めちゃくちゃカッコイイんだ!!葉巻も似合いすぎ!!
でもウィキペディアで調べると、おじいちゃん達の大半が、2000年代に他界しておられた…寂しい…
音楽好きな方には心からオススメ。映画としては、ヴィム・ヴェンダースやライ・クーダー達製作側の、老ミュージシャン達への敬意や音楽への愛しみが、しっかり伝わる良いドキュメンタリー。