じょせふ

いまを生きるのじょせふのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.0
教育に恵まれた富裕層程何故か将来の選択の幅は狭く、そしてその選別は"教育"によって行われるという矛盾を孕んだ階級社会。
親は教育を放棄し、エリートを育てるために我が子から思考力を奪っていく。確かにお勉強は将来の幅を広げてくれる一面を持つが、己を作るのは様々な体験であり自分と向き合う経験でありそれらのバランスが結局はネックになっていく。
彼らはもしかすると未来を奪われてしまったかもしれない、しかしどんな権力も彼らから自由は奪えなかった。
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