るうぶる

いまを生きるのるうぶるのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
3.5
わたくしも幼少中高大を経てきましたので、それなりに多くの先生に師事してきましたし、子どもも4人いますので、毎年新しい先生を子どもを通してみています。
いつもいつも感じることは、素晴らしい先生との出会いは、どんな宝石よりも心に輝くものであり、その出会いは奇跡的なものであるということ。
映画の中では、古臭い伝統や悪しき習慣をキーディング先生は壊すことはできないし、子どもたちも大人や権威に結果的に逆らうことができない。
表面上は、滔々とした流れにわずかな波紋が起きただけだけれど、子どもたちの心の中には巨大な船さえ転覆させるほどの大波が起こったに違いない。それは年月を経て、文字通り伝統をぶっ壊すほどのものになるだろう。
この映画から40年、今ならキーディング先生は去らなくてもいいだろうか、それとも採用さえされないだろうか。
るうぶる

るうぶる