StormHunter

いまを生きるのStormHunterのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
5.0
記念すべき400本目として、ずっと観たかった『いまを生きる』を鑑賞しました!
本当に素晴らしい作品でした。
開始すぐにビビッと来ましたねー。至高の映画に出会う時は必ずこの感覚に襲われます。
・あらすじ
1959年、バーモントにある全寮制の名門進学校にやって来た新任の英語教師。破天荒な授業を通して、詩の美しさや人生の素晴らしさを説く教師に惹かれていった生徒たちは、彼がかつて学生だった頃に作っていた“死せる詩人の会”という同好会を自分たちの手で復活させる。

登場人物達が生き生きしていて最高でした。キーティングに出会ってから、生徒たちはそれぞれの"夢中"に向かって歩き始める。
皆がやりたい事を成功させてハッピーエンド!でないのが肝心。悲劇的な場面に蓋をしてない所が凄く良い。机の上に立ったのが全員じゃない所も秀逸。
ニューイングランドの雄大な自然がこの映画や詩の雰囲気を引き立てていました。
映画全体を通して、「いまを生きる」ことは、自分の力で考え続けることだと解釈しました。一番難しいけれど、一番楽しい。

"人間は一本の葦にすぎず自然のなかで最も弱いものである。 だがそれは考える葦である"
        ーBlaise Pascalー

7作目の☆5.0です。本当観て良かった。
P.S.
若いイーサン・ホークよ、あんた将来あのユマ・サーマンと結婚するのか…羨ましい。
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