これは凄い凄い、特撮のクオリティが高すぎる。よく造ったなぁ、よく撮ったなぁと毎秒感心しちゃう。しかもめちゃくちゃ面白い。
前作『ガメラ 大怪獣空中決戦』やゴジラ、ウルトラマンの「シン」シリーズのようなリアル路線。今回は自衛隊が全面協力したらしく、それによって自衛隊が総力を上げてレギオンに挑むという映画内世界の説得力が圧倒的に強くなった。より現実の地平に近いリアルな状況を作り出してるからこそ、めちゃくちゃ面白い。
神的、なレギオンが見た目の迫力もさることながらしっかり強い。仙台消滅は地元東北民として衝撃。第一次防衛線、第二次防衛線を突破していく様にどうしてもワクワクしてしまった。ガメラにレギオンをやっつけてほしい思いもあるけど、自衛隊の総力をあげても敵わない圧倒的に強いレギオンが魅力的過ぎた。
ガメラはやっぱりかわいい。と思ってたけど、最後覚醒した白目のガメラがめちゃめちゃかっこよかった。
「ガメラを援護せよ！」とか「いざとなったら逃げればいい」とか、自衛隊内のセリフが結構熱かった。
『シン・ウルトラマン』とかガメラシリーズとか、政府や自衛隊が総力をあげても敵わない相手が現れた時に、「ウルトラマン何とかしてくれ！」「ガメラ何とかしてくれ！」っていう神頼みのようなウルトラマン頼み、ガメラ頼みが、戦後日本の「アメリカ頼み」感があって面白い。全然そうゆうモチーフに捉えて良いものだと思う。
今回も前作に引き続き美人枠が設けられており、若かりし水野美紀が美しかった。前作に感じた浮いてる感が全然なかった。
ガメラと少女が繋がってる設定を今回も(なくなく)引き継いでて、もうやめればいいのにって思った笑以外と必要なのかな！俺はいいと思う！
啓蒙的なラストシーンはネタならまだしも、さすがにあからさますぎた。
