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ガメラ2 レギオン襲来のJAmmyWAngのレビュー・感想・評価

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
4.8
先行するレギオンと追従するガメラ、そして両者の間で状況をキャッチアップしていく自衛隊がマジ三位一体。水野美紀は中山忍の聖天使性を幾分踏襲しつつも、健気さというよりは天然さによって我々を導き給う天然天使である。

回転ジェットによって撒き散るガメラの血がビルに降り掛かり、超常的な神話性は現実に対して鮮烈な痕跡を刻むワケである。マジネ申。仙台で復活したガメラが北関東の第一次防衛線に降り立つシーンなんて本当に神懸かっていて、「ジェット噴射で低空旋回するガメラをフルフィギュアで追従→映り込むビルによって視界は遮蔽される→再び視界が開けるとガメラの姿はない→と思ったら画面外から煙が噴射され、着地をキメる脚部がクローズアップでドン!!」のワンショットである。死ねる。この演出によって、ガメラの勢いは着地によって逓減するどころかむしろ増大しているのではないかと思ってしまうのであって、そしてあろう事か、まさかそのまま地面を滑走しながらプラズマ火球へと移行するだなんて、これはもう本当に死人が出るから直ちに法律で規制するべきであろう。

まあツンデレ師団長のデレるタイミングにもう一つ展開が欲しい感はあるけども、この際そんなのはどーでもいいのである。だって、援護決定後の板野サーカスが超絶ウェーーーイwwwwwwだから。
もう一つ言えばウルティメイト・プラズマの唐突感も正直否定できないけれども、もうそんなのだってどーでもいいのである。だって、ガメラはレギオンを許さないから。
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