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渚の果てにこの愛をのsonozyのレビュー・感想・評価

渚の果てにこの愛を(1969年製作の映画)
3.5
原題/英題『La Route de Salina / Road to Salina』≒ サリーナへの道

11月から劇場公開されるという事で、新しいビジュアル&コピーになってますね。
「海と太陽に愛された死の天使」というコピーがぴったりのミムジー・ファーマーの魅力炸裂の作品です。

照りつける太陽。サリーナに向かう放浪する若い男(ジョナス)は白い一軒の家を見つけ、井戸水を浴びる。
すると、中から出てきた女性(マーラ/リタ・ヘイワース)が「私の可愛いロッキー!戻ってきたのね」といきなり抱きつく。

どうやら家出した息子が帰ってきたと思っているようだ。狂ってるのか..と思いつつ、なされるがまま食事をもらい、ロッキーという男の部屋に案内される。

居心地の良さで数日を過ごすが、マーラの知人の老人ウォーレン、そしてロッキーの妹ビリー(ミムジー・ファーマー)と会っても、ロッキーとして扱われてしまう。

マーラからは「二度とここを離れないでね」と懇願され、天真爛漫なビリーは車で彼をビーチへ連れ出し、突然全裸で泳ぎ出したり・・
一体どうなっているのか・・・不可解なままだが、この幸運な状況に身を委ねるようにロッキーになりきってしばし滞在を続けるジョナスだが。。

太陽と海とショートカットが似合うミムジー・ファーマーの美しさ&脱ぎっぷり、彼女が運転する黄色いフォードのビッグサイズオープンカー、ロケ地・スペインのカナリア諸島の独特な自然(半円形の石垣が並ぶブドウ畑や塩田など)を楽しみつつのサスペンス。

英語字幕
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