オトマイム

エルミタージュ幻想のオトマイムのレビュー・感想・評価

エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)
4.1
90分間ワンカットでロシアの歴史を絡ませながらエルミタージュ館内を幻想と共に巡るという、途方もない作品。夢か現か幻か。からくり仕掛けのおもちゃ箱みたいな楽しさがある。舞踏会のシーンなんて一体総勢何人いるの?制作費幾らかかってるの?と何とも豪勢な得した気分に。正直いうと前半ちょっと眠いけど、後半の盛り上がりは圧巻です!余韻の残るラストもとても好き。これは劇場で観るチャンスがあれば是非ともヽ(´ー`)ノ
↓以下覚書き

* * * * *

上映後トークイベントにて

ピョートル大帝の横暴ぶりとかエカテリーナ2世の幸薄い結婚生活、詩人プーシキンと妻に言い寄るフランス人士官との決闘とか、歴史を知っているとより楽しめる。
(私はエカテリーナ以外の人物は観たときには把握出来ず。残念。観返すと色々発見がありそう)

ペテルブルクはロシアのほぼ最西端の沼地で極寒の、都市建設にはまず向かない酷い土地だった。建設に関わって命を落とした人は1万人(10万人?どっちだったかな笑)とか。そのためたいへん不思議な、幽霊がいっぱい(!)の怪しい場所らしいです。(作品にはその雰囲気もすこし)

近衛はなさん美しかった〜(*´꒳`*)