青二歳

眠れる森の美女の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

眠れる森の美女(1964年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

マリインスキーバレエ"眠れる森の美女"1964年スタジオ収録もの。…情報少ない!なにこの振付。眠れる森の数多い振付でも初めて見ます!まず面白いのがプロローグ。それからなんといってもカラボス!かっこいいー!女性ダンサーがポアントがんがんで踊りまくる。ダークヒーロー感がたまらん。そして16歳の誕生日には修道女のようなスタイルで潜入!ステキ…妙にエロティック。
ソ連時代のバレエ映画は面白いのです。今ほとんど見られない振付があったり、スタジオ収録にしちゃうことで、舞台上の演出を、当時の最新技術を使って映像表現に落とし込む試みが中々意欲的なのです。
もちろんバレエ映像として観るなら舞台撮りでノーカットが理想ですが!ただソ連の映画監督にとってバレエ映画は大事な大事なお仕事だった(本当)ので意気込みが溢れる溢れる。ある人は舞台撮りで忠実な記録を、ある人はスタジオ撮りで映像美を追求する。
目覚めのアダージョもよいけど1幕の宮廷はお気に入りです。いやあ良いですねえ。

アーラ・シーゾラはアカデミックな技巧派。64年にしてモダンな身体ですがマリインスキーらしい気品というか高潔な香りが。ローズアダージョはなかなかの迫力。あのアングルなんだ。デジレ王子もノーブル!
カラボスのひと踊り見る限りキャラクターダンサーって感じじゃない女性ダンサー。結構ベテランぽいと思ったらセルゲイエフの奥さま。初見。
強いて文句つけるとすれば三幕がやや駆け足でもったいない。