夜中に眠気と戦いながら鑑賞したことも相俟って一度では全く理解できず連続で二回鑑賞。
この映画の魅力と本質に1/10も気づけてないと思うが、兎に角圧巻の一言に尽きる映画だった。お陰様でエドワード・ヤン作品安定の鑑賞後の脳内パンク状態に陥った。笑
空想の中の自分と現実の自分の対比、同じ空間にいながら別次元にいるような登場人物同士の距離感など、異質な世界観を帯びているように思えた。引きの画を撮った時も、ある一つの物だけが、静止した世界を動く違和感を覚える。良い意味で、世界が嘘くさい。まるで終始イーフェンの小説を読んでいるようだった。
昼か夜か語り合うあのシーンは絶妙であった。あの暗室が、当時の台湾という国の背景を象徴しているのかと勝手に解釈したのだがおそらく間違っているのでしょう笑