けんくり

恐怖分子のけんくりのレビュー・感想・評価

恐怖分子(1986年製作の映画)
4.5

哀しい。

様々な人物が登場する群像劇ではあるが、結局は一人の男性の物語へと収束していく。

台湾は日本と距離が近いこともあって、何となく街の雰囲気や、感性が少し似ている気がする。だからこそ生活をそのまま切りとったかのような映像に心をえぐられる。

何となく、ハネケの「セブンス・コンチネント」を思い出した。