恐怖分子の作品情報・感想・評価

「恐怖分子」に投稿された感想・評価

mare

mareの感想・評価

4.0
静寂の中に狂気が張り巡らされてる感じがこれまたなんとも。一度でも動き出した歯車は止められないのか
[20161004]まず目に付いたのは、固定的なカメラワークと薄暗いライティング。散乱した部屋や台詞の少ない映像は、言いしれない閉塞感を感じさせる。ラストの人殺しの場面は、小説が現実になったと見せかけて、妄想か夢だったことを匂わせる。映像ならではの工夫で解釈の幅を持たせている。あえて言うなら是枝作品のようなリアリズムがあるが、代償として緩慢さがあることも否めない。でも割とストーリーもしっかりしてると思う。この映画が、ほんの少し前までVHS版しか無かったとは。
太郎

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4.0
1回目は場面ごとの印象的な画に目が行ったけど2回目でストーリーと話の仕掛けもガツンときた(1回目は人名が覚えられず混乱した)
本多

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3.9
街や事物のショットに詩情があってよかった
そよ風とか

まあでも、
「環境の変化(笑)」
「単調な生活(笑)」
ユースとセックス
って感じですわ
seiji

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3.5
センスある映像、野暮な説明を排したストーリー展開、そしてラスト、
いゃ〜いろんな意味で洒落てる。
すごい物を見てしまった気がする。
最近、スティーブンキングのキャリーを観た。キャリーでも恐怖分子でも、善意でした行為、何も意識せずにした振る舞いが一つの歪みから悪い方へと連鎖していく。
その繋がりが絶妙な加減で、針の穴を通すみたいにグッとくる所を突かれたんだと思う。綺麗。
sonozy

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4.0
引き続きエドワード・ヤン監督作。
金馬奨: 最優秀作品賞、ロカルノ国際映画祭: 銀豹賞、アジア太平洋映画祭: 最優秀脚本賞他を受賞しただけあって、最後まで引き込まれました。

お坊ちゃまのアマチュアカメラマン・シャオチャン(リウ・ミン)と、恋人のシャオウェン(ホアン・チアチン)。
スランプに苦しむ小説家のイーフェン(コラ・ミャオ)と、病院勤めで昇進を狙う夫リーチュン(リー・リーチョン)。
という最初は接点のない2組のカップル。

パトカーのサイレンでシャオチャンが現場に向かい撮影したハーフの不良少女、シューアン(ワン・アン)は母親に引き取られ、監視下で家から出られず、暇つぶしにいたずら電話をかけている。

一方、煮詰まったイーフェンは昔の職場を訪ね、元恋人のシェン(チン・シーチェ)と寝る。

ある日、イーフェンの元に、シューアンから「あなたの旦那の件で会いたい」といたずら電話がかかる。

その事も影響したのか、イーフェンは別の環境が必要と家を出てしまう。
落ち込む夫リーチェンは馴染みのクー警部の助けも得るが、イーフェンの気持ちは戻らない。

その後、イーフェンは小説「婚姻実録」が文学賞を受賞し、時の人に。
その小説の内容を聞いたシャオチャンは、彼だけが知っているという情報をリーチュンに伝える。

リーチュンは再びイーフェンを取り戻そうと動くが上手くいかず、更に病院での課長の座を若手に奪われてしまう。。

最悪/不幸な事態が重なり、"(他者に)恐怖(を与える)分子"が暴発する寸前のリーチュンのラストの展開には、おっとそういう事だったのか。。。の重い読後感でした。

脚本、撮影、キャスティングが素晴らしい作品です。
akitakyoka

akitakyokaの感想・評価

4.5
画が美しくてカット毎に嫉妬する
すーっと収束して、またバラバラに割れていく感じ
脚本ありきの映画はつらいが、その真逆なかんじ
少女のジーンズの隠しナイフ!部屋の照明つけたら自分の顔の写真がデカデカ貼られてて卒倒するところ好き(笑)

ラストも良い
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