五感が順番に無くなっていく原因不明の病(というか全球規模の人体変化現象)が蔓延していく世界で、二人は出会った…
イギリス映画は久しぶりでした!
ただ五感が喪失していって辛いな〜、どころでは済まなく、人間の感情や営みも崩壊していき人類は静かに虚無の終末へ向かっていく。それでも人々は互いに求め合い生きていく…
今回のユアンマクレガーはシェフの役で、嗅覚、味覚と順番に消えていく社会で、苦悩&工夫していく姿は興味深かった。
せっかくのいいキャストだから、二人の出会いのシークエンスをもっとこだわって欲しかった。92分と短尺の作品なので、もっとそこに時間をかけても良かったと感じました。
聴覚喪失後のラスト20分くらいは、わずかなモノローグと劇伴を除いて、音が無くなるので観る人選ぶかもしれん。
一部のシーンに使われていたGoProカメラワークはさすがに違和感がした。
「失って気づく大切さ」みたいなテーマがあるけど、今作で描かれるは人類ポジティブシンキング過ぎる気がします。