タイトルも中身も深い意味はなく軽い。宮崎あおいの魅力を全面に出しているけど、同時期の出演作「ユリイカ」「害虫」などと比べて、求められている演技力も低い。また、大泉洋が、ヒロイン同様尻尾が生えて悩む父子家庭のパパを演じるが、はっきり言ってこの役がなくても物語は成立していて、娘が通う保育園の保育士とのロマンスなどついでのついでになってしまっている。
見所のひとつとして、ヒロインの尻尾を生かしたファッションがあり、普通に「カワイイ」と思う一方、時代背景的にはギャルファッション末期であり、函館だから流行よりちょい遅め…と解釈すべきか?
宮崎あおいの、若さを全面に出す役、という意味では貴重かもしれない。