♪ revolution ノートに書き留めた言葉…
いやぁ。くだらねえッス。
フリースタイル具合にマジくだらねえッス。
だけど、これよくない?よくないこれ?何も考えずに楽しむってこの作品のことじゃない?
昭和54年の夏。栃木県。
駐在さんとバカな高校生たちの争い。
もうこの28文字(句読点含む)で説明がついてしまうんスよ。日本は自由で平和で素晴らしい国だと実感できる物語なんスよ。
しかも、配役がバチリとハマってるんス。
《駐在さん》役を務めた佐々木蔵之介さんなんて、ブリバリに最高ッスからね。睨みつけた視線から一転、口元が弛む瞬間はマジ惚れるッス。
他にも倉科カナさんの胸の膨らみだったり、麻生久美子さんの透けブラだったり、世の男どもを惑わせる罠も仕込まれているッス。ドキがむねむねして大変なんス(でも劇中で一番エロいのは冨浦智嗣さん)。
ただ、麻生久美子さんが天然ボケの《美人妻》という設定には意義ありッス。姉御は“どす黒く”なければ駄目だと思うんスよ。…(三点リーダー)を多用して「この屑めが…ッ」なんて言ってくれないと駄目ッス。
あと、低予算だからなのか、校舎の一部を病院にするのはブリバリに違和感満載ッス。扉が横開きなのは良いとしても、病室に緑色の掲示板は不要ッスからね。
しかし、それもコメディの一環と考えれば良いんス。時折、物語とは関係がないネタも盛り込まれるし、唐突にエロ本(しかもSM系)を絡めてくる展開なんてバカバカすぎるッスよ。でも、これは昭和男子を具現化したエピソード。昔はインターネットなんて無かったスからね。
まあ、そんなわけで。
積極果敢に思考停止して楽しむコメディ。
「現実的じゃない」とか「高校生は勉学に励め」とか「国家権力(駐在さんは地方公務員です)に歯向かうのはけしからん」などと仰る向きとは相性が悪いッス。
でも、脳死スレスレのラインで鑑賞すれば。
このバカさ加減がクセになるのも事実。
当時の風俗を交えて語る青春グラフティは“昭和世代”を貫くと思うッスよ。焼きそばバゴォーン!