せびたん

ブレードランナーのせびたんのレビュー・感想・評価

ブレードランナー(1982年製作の映画)
3.5
新作観たわけでもないのにブレードランナー祭りに乱入してやろうと思いまして。ちなみに新作を観る予定も観る気もないです。今のところはですけれど。

公開当時、がっらがらの映画館で何度か観た記憶があり、あれ?あの頃のおれはひとりで映画を観にいけたのにいつからひとりで行けなくなった?あれは本当の記憶ではないんだろうか?ひょっとして今のおれってレプリカント?なんてことを思ったり思わなかったりです。

レプリカント=人の偽物なわけですが、レプリカントのほうが人間くさいじゃないか、と思った記憶があります。

記憶とは自分のアイデンティティのよりどころであり、レプリカントは与えられたアイデンティティが崩壊しないよう必死で闘ってた気がします。内面的にも。実際にも。
その壮絶な闘いをしている気高い存在を、仕事だから違法だからという理由で取り締まるデッカードは苦しいですね…モチベーションが違いすぎます。最後に圧倒されるのも無理はないかと。

デッカードもレプリカント?
へえー。どうでもいいかも(*゚-゚)
せびたん

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