よしおスタンダード

ブレードランナーのよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

ブレードランナー(1982年製作の映画)
4.2
No.2851

デッカードによるナレーションがついている、

「オリジナル劇場版」(通常版)

ナレーションは、もっと邪魔に感じるかなと思ったが、それはそれで印象が変わって面白かった。

ただ、ラストだけいきなりご都合で、一般受けさせたいんで無理やりハッピーエンドにさせました、感が強すぎて、

これじゃ監督もお怒りなのは当たり前ね。

この映画は、毎回見るたびに、印象に残るシーンが変わる。

「ファイナル・カット」を見たときは、セバスチャンの部屋に強烈な孤独感を感じて切なくなったが、

今回は、レイチェルが初めてデッカードの家に来て、二人は結ばれるのかな、というところで彼女が結局帰ってしまうシーン。

あそこ、ヴァンゲリスの切ない曲が繰り返し流れて、今の言葉で言えばかなり「エモい」のよね(笑)。