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レナードの朝のmasamiのネタバレレビュー・内容・結末

レナードの朝(1990年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ネトフリで「泣ける」ジャンルに入れられてて、勝手にキラキラ感動物語だと思ってた。
これが現実か…やるせ無いやん…現実ってのはいつでも残酷だな…。

これは今でも治らない病気なんだろうか?
それとももう治療法が見つかってて治る病気なんだろうか?
あと20年代に多発した病気ということは、当時の公害によるもの、とかなんだろうか?
疑問は尽きない…。
精神科とか結構興味があるので、医学的なことは何もわからないけど、興味深い内容だったな〜。
ぶっちゃけ、人間に大切なのは愛だよみたいなラストはちょっと、締めの手抜き感はあったけどね…まぁでも話見てる限り愛も大事だったもんね…。

ロビン・ウィリアムズの笑顔の良い奴感なんなん!?めっちゃ暖かいな!?
ロバート・デニーロは相変わらず化け物役者でした。痙攣が起こってる時とか、本当にその障害を負ってるみたいで胸が痛かったな〜。読書家だったのに痙攣で本すら読めないの辛すぎ。
息子の恋に戸惑う母ちゃん、「あの子は私がいなかったら死んでしまう」の台詞に『37セカンズ』のお母さんみを感じた。介護する事で依存するっていう、介護側の問題もあるよね。

病院をあげて人体実験したみたいになっちゃったけど、これがなかったら発見も進展もなかっただろうしなぁ。セイヤー医師も、薬の投与はすごい覚悟の要ることだっただろうしな。
うーん複雑、実話ベースなだけあってこれはこれで若干胸糞。
でもこういう余韻の残る作品、好き。

この時代の映像の雰囲気大好き!
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