#原因不明の病によって30年間植物人間のレナード(ロバート・デ・ニーロ)となんとかレナードを治そうとする医師(ロビン・ウィリアムズ)の一夏の切ない思い出の話。実話を元にしているとのことで、レナードと同じ病の患者さんの一日も早い回復を祈ります。
#他の方のレビューで皆さん言われているように、ロバート・デ・ニーロの演技は圧巻でした。病状の悪化で不随意運動が出てしまい、奇妙な動きをしながらも必死に生きて、笑おうとするレナードの姿は胸が苦しくなりました。ロビン・ウィリアムズの笑顔から漂う「超いい人感」がハンパないです。
レナードや患者たちは口々に「ある日意識がなくなって、目覚めたら数十年経っていた。その間は白紙、なにもない。」と言っていました。レナードがポーラに言った「お父さんは(意識がなくても)君のことが分かってる」という言葉は、彼女を思いやっての嘘だったのでしょうか…。
彼は本当に優しい普通の青年だということが表れていて、なんでこんな人が苦しむのかとより切なくなりました。
そんな中でも、レナードとセイヤーが立場を越えて友人になったことや、家族と再会できたこと、わずかな奇跡ですが、とても温かい気持ちになりました。120分が短いくらい。