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レナードの朝のKのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.2
全身が硬直してしまう難病の治療法を発見した実在の医師の伝記映画。

ロバート・デ・ニーロ&ロビン・ウィリアムズ、名優2人のW主演でも有名。


🏥ストーリー🏥

人付き合いが苦手な医師 マルコム・セイヤーは、ブロンクスの慢性神経病患者専門の病院へやって来る。

彼は研究が専門であり、臨床の経験の全くないセイヤーは、患者との接し方で苦労する。
ある日、患者たちに反射神経が残っていることに気付いたセイヤーは、ボールや音楽など様々なものを使って患者を徐々に回復させていく。
とうとうセイヤーは、彼らにパーキンソン病の新薬を使うことを決める。

まだ公式に認められていない薬である為、最も重症のレナードに対して使うことを母親に承諾してもらう。
なかなか成果が現れなかったが、ある夜、レナードは自力でベッドから起き上がり、30年ぶりに目を覚ますのだった。


【感想】

ロビンウィリアムズ目的で見た作品でしたが、ロバートデニーロの素晴らしい演技にも感動させられました。

中々難しい役柄でしたが、レナードを演じきっていて、流石でした。


ロビンは完全にセイヤー先生になっていましたね。
映画の中で一切ギャグを言わない、ロビンウィリアムズ作品の中でもかなり珍しい作品。

コメディーの彼も素晴らしいけれど、ここまで360度違った役柄もこなせるなんて、
やっぱりこの人って天才なんだなと、改めて思わされます。


この映画の最大の問いかけっていうのが、
「レナードは目覚めて本当に幸せだったのか?」
という疑問。

しかし、それは正しい事だったということを証明するシーンが最後にありました。

それは、セイヤー先生がレナードの写真を見て心を動かされ、エレノアの元に走って行く場面。

レナードの覚醒は、レナード自身も幸せを味わったし、セイヤーにも幸せを与えたのです。
セイヤー意外にも、病院の患者、先生 看護婦沢山の人に短い間でしたが幸せを届けました。

これがレナードの覚醒は正しいものだったという証明なのではないでしょうか。


ダンスシーンには泣かされました。
悲しいけれど希望を持たせてくれる。
そんな場面に感じました。

演技面では天才が二人も揃っていて完璧な作品だと思います👍


【評価基準】

3.1〜3.4 ✰ ⇨ まぁまぁ😶

3.5〜3.8 ✰ ⇨ 割と好き🙂

3.9〜4.2 ✰ ⇨好きな作品😁

4.3〜4.6 ✰ ⇨大好きな作品😊

4.7〜5.0 ✰ ⇨ 傑作✨
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