うみぼうず

テラビシアにかける橋のうみぼうずのレビュー・感想・評価

テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)
4.0
子どもの頃はちょっとした裏山に秘密基地作ってたなぁ。山のざわめきというか風で木々が揺れる音は子ども心に不安を感じさせるし、誰かいるんじゃないか後を付けられてるんじゃないかと童心に帰っていつの間にか没入していた。
思っていた以上に良い映画だった。
あとは妹のメイベルがかわいくて芸達者。

だから後半の展開は衝撃的で思わず「え マジか」と声に出して言うくらい。あらすじもほとんど読まずの鑑賞だったので驚きは尚更。恐らく対象は子ども向けだろうけど、結構ガッツリと泣きました…。
この点は賛否あるだろうけど、元々児童文学で、原作者が自分の子どものために作った作品とのこと。我が子においてはある種実話らしいので、この展開は必要不可欠なんだなと。

心の目を開くことで可能性は無限大だし周囲との関係も変えていける力が自分にはある。有意義な労働は最高の幸福というけれど、誰にとっての有意義か。主人公ジェスは誰の何の役に立つのか。

いつか子どもが生まれたら一緒に観たいと思う。
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