レンタルショップ店長M

ロスト・イン・トランスレーションのレンタルショップ店長Mのレビュー・感想・評価

4.0
華やかで、孤独で、不思議な街。『異国』東京を舞台に、若きスカヨハとビル・マーレイの数日間の交流を描く。

この映画をラブストーリーの棚に置くかどうかを映画好きスタッフと議論した事があるのですが、私の一存で置かせてもらいました。


主人公二人の数日間の体験は、彼らの走馬灯のメインになる様な気が何となくしたんですよ。それをラブストーリーと言わず何と言う、ですよ。

旅先での何とも言えぬ寂しさ、空気感。ソフィア・コッポラ監督は『主人公が世界から切り離された様な感覚』を描くのが上手いのですが、本作はまさに真骨頂。

そんな寂しい人達が相互理解の難しさと、いや、もしかしたら難しくないかもしれないという事を教えてくれます(文おかしいですが)。

この監督はいつも音楽のチョイスが抜群に良くて、本作のサントラなんて最早『名盤』ですよ。劇中、夜の東京ドライブに『my bloody valentine / sometimes』を流す辺りセンスが神がかってます。

作品全体の雰囲気が良くて、BGVとして流し続けておきたいですね。


追伸
誰が何と言おうと、スカヨハはこの頃が一番美しい。