くぅー

ロスト・イン・トランスレーションのくぅーのレビュー・感想・評価

4.1
約11年ぶりの鑑賞で、これも意外に色褪せてないなぁと…映画館ではもちろん、DVDソフトも買って何度か見てますが、なぜか東日本大震災後は全く見てなくて。

そんな本作は、米国のベテラン俳優がCM撮影で一人で東京へと…その同じホテルには彼とは面識のない若き米国のカメラマンとその妻が宿泊していて、妻は単独行動をせざるを得ず、そんな時に俳優と出会って意気投合するドラマ。

そんな二人の共通点は、結婚25年目と2年目ながら、それぞれにそこに迷いが生じていること…言葉の通じにくい異国の地で、孤独感に任せて安易な関係にならないのがポイントかと。

まぁ、自分も何度も一人で海外に行ってますが、ほぼ観光だったのでさほど孤独はなくも…迷いを抱えてとなると、寂しさはハンパないんでしょうね。

そう、そんな二人は愛おしい同志って関係なのかな…相変わらずラストがたまらなく良かった。

にしても、確かにしっかり東京が映し出されてるんですけどね…妙味な後味にニンマリ。

なお、キャストでは、まずはビル・マーレイ…ホント、いい仕事してるんです。
そして、若かりしスカーレット・ヨハンソン…この頃が最も魅力的だったかも。
さらには、アンナ・ファリスにジョヴァンニ・リビシらのサポートもナイス。
くぅー

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