3100

ロスト・イン・トランスレーションの3100のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

はじめは通訳の情報落ちによるコミュニケーション不全の話だと思ったけど、それはきっかけに過ぎなかった。
英語での会話でも、お互いの意図はなかなか伝わらなかったり、相手とうまく付き合えてなかったりする。淡い恋心の中での本心を隠す洒落た言葉だったり、FAXで送られてくるダイレクトな表現だったり。
理解し難い対象としてわかりやすく誇張された日本は、究極的には妻や旦那とのすれ違いにもあてはまる何かを表現していたのかもしれない。
2人の本心がお互いに通じた後で、もう少し展開が欲しかったなぁ。
変なところで日本の奥ゆかしさみたいなものまでが、映画に練りこまれていたような印象を受けた。欧米でウケた理由のはそういう新鮮さもあったのだろうか。
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