ソフィアコッポラ監督。
スカヨハ×ビルマーレイ主演。
"TOKYOで自分を見失った。"
監督ご自身の体験を元に。
異なる視点で描かれています。
結婚25年。
夫婦の愛情は冷め、子供を絆に、高いギャラのCMで単身来日した老年の俳優。
結婚2年。
カメラマンの旦那に付いて、やって来た、若妻。
旅の中。
度合いも種類も違う孤独と寂しさ。
それは、泳いでみても、洗い流すことはできず。
花を生けても、自分自身は地に足をつける事は出来ず。
漂う。
この街で。私は完全に自分自身を見失ってしまった。
そんな2人が知り合い。
孤独や寂しさを共有。
紛らわしいながら。
少しずつ自分自身を取り戻して。
やがて去っていく。
TOKYOの街であなたと出会えて本当に良かった。
叙情的で物悲しくも、少し前のTOKYOのネオンがそれをほんの少し紛らわして。
自分と向き合わされるお話。
色々自分自身にハメて考えながら観ることが出来る良い映画です。